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あなたが怖いです。恐ろしいです。
その黒い瞳が、眼差しが私の全てを凍らせるのです。
なのに何ででしょう。
あなたの黒い鏡に映ったあたしの罪を、情けない姿を、
容赦なくあたしに突き刺さる言葉を
それを浴びると恐怖に身がすくむと同時に、どうしようもなく安心するのです。
いつもいつも、あたしが許しを請うと優しい手が頭を撫でるのです。
みんなあたしの罪深さを簡単に包み込んでしまいます。
『泣かないで』といいます。
『野鼠のどこが悪いの』というのです。
あぁあぁあぁあぁ!
全てです。『どこ』だなんてそんな。全てです。全部です。それ以外になんと説明できましょうか。
恐ろしいほど柔らかな、そんな優しさであたしを許さないで。
そんなものあたしに向けないで、あたしにはその価値がないのです。
暖かい虚無のなかで阿呆のように立ちすくむあたしを、あなたの凍てつく眼差しが抉ります。
あなただけがあたしの罪を認めてくれる。
あなたが怖いです。恐ろしいです。
でも、あなたが与えてくれる痛みが、苦しみが。
どうしようもなく愛おしいのです。
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文章を打ってて、のんちゃんはドMなんじゃないかと思った件について←
茶会とかでものんちゃん、結構甘やかされてるというか、みんなに可愛がられてますけれどもこの子は虐げられてなんぼだと思った。
ごまちゃんもっとやれ、というかみんなやっちゃえー!(おい親)
ちなみにこれはあくまでクロコ設定なのですが、普段のんちゃんは幻聴に対して謝っています。
自分が何かするたびに、それを責める声が聞こえてくるのでそれに対してひたすら謝ってるという設定。
やろうと思えば相手の唇読んでなんていってるのか判断できるけど、『あたしなんかが前を向いてごめんなさい』なので唇読むのも慣れ親しんだ人とか怖くない人じゃないとなかなかできない始末。(しょうちゃんとか幻ちゃんとか紳士とか)
わが子ながら面倒くさい子なのです。
のんちゃんが基本的に自分最下層で『生きててすいません』を素でいうような子なので、ちやほやされるのはある意味苦行だと思うよ。
だからごまちゃんは容赦なくビシバシ言ってくれるので怖いけど、でも救いだとも思ってるでしょうね。淡い恋心抱いてたら超おもしろい。クロコが←
実らない恋ってなんか萌えるねん。